今回のお客様は、関西にお住まいでした。
インターネットで当店を見つけて下さったそうです。ありがたいことです。

そんなわけで打ち合わせはメール・LINE・電話で行いました。
実際にお会いしたのは閉眼供養のときだけだったのですが、とても気持ちよくお仕事させていただきました。

見積もり依頼をいただいて現地を確認

こちらがお客様のお墓です。

お客様のお墓。

八柱霊園開園の頃(昭和初期)に建墓されたお客様のお墓。敷地も広く立派なお墓でした。

敷地内には墓石のほか、灯篭や墓誌、お地蔵様が建立されていました。

そして、
古いお墓だけあって、今では入手困難な石を使っていること・手磨きによる施工であることがわかりました。

お客様のご希望

お客様のご希望は、

  • 閉眼供養を行って八柱霊園のお墓を更地にし、返還すること
  • 納められていたお骨は、島根県にあるお寺(ご親戚のお寺だそうです)の永代供養墓へ納めること
  • 更地にする際に出る石は粉砕すること、残土の処理も適切に行うこと

でした。
閉眼供養にはお客様も立ち合いされるとのことで、
長年お骨を守ってきたお墓をおしまいにするにあたり、ルール通りに丁寧に行いたいというお気持ちが伝わってきました。

お地蔵様のお引越しをすることに

お話を伺い詳細を決めていくにしたがって、お客様の

「何か少し、八柱のお墓にあったものを残すことができないか」

というお気持ちを知ることとなりました。

当店が今まで行った過去のお墓のお引越しでも、使ってきた墓石を少しでいいので残しておきたいとおっしゃるお客様は少なくありません。
今回はご相談の結果、こちらのお地蔵様を永代供養墓のあるお寺の境内に設置させていただけることになりました。

こちらのお地蔵様をお引越しすることに

お地蔵様のお引越しは四国経由で

お地蔵様は重さ100キロほどで、宅配便を使うことはできませんし、かといってコンテナチャーターをすると割高になります。
あちこち問い合わせた結果、同業の仲間のルートを使わせてもらえることになり、なんと


八柱霊園→香川県高松市(庵治石の産地)→島根県


という経路で、永代供養墓のある島根県のお墓まで移動することになりました。
特別なルートでしたので輸送にかかる費用は大幅に削減できました。

トラックにのせるため、梱包したところ
庵治行きのトラックに乗って出発です

その経緯についてはYoutubeで話しているのでよかったらご覧ください♪

お骨は粉骨にして容量を小さくし、墓石はプラントに持ち込んで粉砕

お骨は粉骨にして6寸壺に納めました。

お骨はすべて粉骨にしてひとつの骨壺へ納めました

また、解体した石材(お地蔵様以外)はすべて茨城県 堀石材工業の再生粉砕プラントへ、残土・コンクリートは産業廃棄物として指定施設へ持ち込み処分いたしました。

更地にするための工事を行っているところ
コンクリートや残土、石材

閉眼供養は当店の座敷で

八柱霊園を終わりにするにあたっての閉眼供養にはお客様と永代供養墓のお寺のご住職も遠路はるばるいらっしゃって、当店の座敷で法要をされました。
顔を合わせた皆さまのお話が尽きないご様子を拝見して、すてきなお墓のお引越しだなぁと感無量でした。

トラックで移動されたお地蔵様は無事に到着し、お引越し先のお寺に設置されているとのことです。

ずっと見守って下さることでしょう

八柱霊園参道 うめ家石材店

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