3月にうめ家石材店で「入棺体験」のワークショップを行います。
「入棺体験」つまり、棺に入ってみるワークショップです。
「え?棺桶に入る?どういうこと?」いろいろ疑問がわくと思うのですが、入棺体験ワークショップを主宰されているGRAVETOKYOデザイナーで棺桶作家・生前葬プロデューサーの布施美佳子さん(MIKERAさん)にお話しを伺いました。

棺桶デザイナー・GRAVE TOKYO主宰
布施美佳子さん(MIKERAさん)
https://mikera-grave.tokyo/
インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/mikera1973/
ーーこんにちは!今日はよろしくお願いします。
布施美佳子さん(以下、MIKERAさん):こんにちは、よろしくお願いします。
ーー早速ですが・・・「棺桶デザイナー」あまり耳にしませんが、なぜ「棺桶」をデザインしようと思ったのですか?
MIKERAさん:学校を卒業してアパレルブランドに就職したのち、玩具メーカーに転職し、商品企画の仕事に就いていました。新規事業の立ち上げを多く担当したのですが、その中に「骨壺のブランド」がありました。
ーー玩具メーカーが骨壺を制作するんですか?
MIKERAさん:はい。キャラクターの葬儀具を作りたくて始めたのですが、参考商品として作ったロディの骨壺がメディアに紹介されました。すると、小さなお子さんを亡くした親御さんたちからたくさんのお電話やお手紙、たくさんいただきました。子供の好きなキャラクターで送ってあげたかったけど、そういうのはなくて、でもいつか可愛い骨壷ができるだろうって、ようやく納骨できますってお声もありました。そのときにこういう商品はあったほうがいい、やるべきだって強く思いました。
ーー確かに、骨壺ってそもそもいろいろなデザインから自由に選ぶっていうイメージないですよね。
MIKERAさん:そうですね。選べないわけじゃないけど種類は少ないって感じですよね。
でもその後事情があって、その会社で骨壺ブランド事業は継続しないことになったのですが、会社と交渉して事業内容とブランドをそのまま譲渡してもらう形で個人事業主として立ち上げました。それが2022年6月です。
ーー最初は骨壺ブランドだったんですね。
MIKERAさん:そうなんです。
でね、その一方で、わたしは若くして亡くなった友人のお葬式に出ることが数多くありまして。友人として葬儀に出席したときに毎回思ったんです。亡くなった友人が個性的でおしゃれでカラフルなお洋服が好きで楽しい人だったことや、楽しい時間をたくさん過ごしたこと。たくさんの思い出のひとつひとつ。でも悲しい気持ちの中で画一的な葬儀だとその人らしいことを感じることができなくて。もっとその人らしい葬儀ができたらなぁと強く思ったんです。
そして葬儀にどんな意味があるのかなって考えました。もしも自分がこの世を去るとなったとき、どういう葬儀がいいかなと思うようになりました。自分がこうだったとわかってもらえる、参列した方にああ、あの人らしいなって感じてもらえる、だったら自分が入りたい棺や骨壺は自分が準備しておいたほうがいいな、っていう思いに至りました。
ーーそして棺のデザインを手掛けるようになったんですね。
MIKERAさん:はい。骨壺は最近はいろんな工芸家さんが手掛けるようにもなってきましたよね。
わたしとしては、洋服を選ぶように自分の葬儀に使う商品を選んでほしいなって。死んでからじゃなくて、生きてるうちに自分はどんな感じで見送られたいかなって考えておいたらどうかなって。生前にご本人と相談してご本人が納得する棺桶をつくりたいっていうコンセプトが出てきました。
ーーなるほど。MIKERAさんの棺桶はカラフルでおしゃれ。棺桶っぽくないです。ご本人のご希望に沿った素敵な生地で棺桶を彩ることもできるのですよね。さっき見せていただいたお棺もとても素敵でした。
ところでMIKERAさんは棺桶のポップアップショップをあちこちで開いてらっしゃいますよね。
MIKERAさん:はい。2023年頃からかわいい棺桶を展示したり棺桶に入棺体験できるポップアップショップをやっています。新宿や原宿など若い人が集まる場所で開催することが多いです。
当初は年配の方が注目してくれるのかな?と思いましたが想定よりも幅広い年齢層の方に参加していただいてます。「なんか面白そうだよ!何かなこれ?!」みたいな感じで若い方の反応もよかったんです。「カワイイ!」「私もこれ入りたい!」というお声もたくさん聞きました。
ーーほんとにおしゃれな雰囲気で「お棺」だってわからないですもんね。何かな?!って思ってしまいます。入棺体験(棺に実際に入ってみる)は、どういう反応があったのでしょうか。
MIKERAさん:わたしは今まで1800人以上入棺体験をお手伝いしてきました。おもった以上にポジティブな反応が多かったです。
でね、その1800人の3分の1ぐらいの方が人生に悩んでいたり、人生をリセットしたいと思った、いわゆる漠然とした希死念慮を持ってらっしゃる方でした。ですが、入棺体験をしたらそういった思いをお持ちの皆さん死にたい気持ちが消えちゃった、とおっしゃるんです。
ーーそれはすごいですね。
MIKERAさん:そういう反応を狙っていたわけではなかったのでびっくりでした。
わたしの入棺体験ではお花を入れながらご本人に声掛けをします。そして実際にお棺に入っているのが約3分ほど。その間にどうして死にたいと思ってたのか、どんどんさかのぼるうちにやりたいことや夢を思い出す方が多いです。
ーー漠然と思っていることやモヤモヤした気持ちを棺の中に入って一度整理する、ってことなのでしょうか。
MIKERAさん:そうですね!ワークショップではただ入るだけではなくて旅立つ自分に向けた弔辞を書く時間があります。自分の人生を一度振り返ることができるんですよね。
「死」のことを話すのはタブーとされがちですが、全員いずれあの世へ行くわけですから全てのひとの「自分ごと」なんですよね。自分のことだからこそ、考えてみることが大事なのではと思っています。
ーー「入棺体験」耳慣れない体験会ですが、今度うめ家で開催される入棺体験会にはMIKERAさんもいらっしゃいます。
MIKERAさん:みなさんと楽しく、死のこと、生きることを考えていけるといいなと思っています。
ーーご興味ある方、ぜひご参加くださいね。
MIKERAさんありがとうございました。
MIKERAさんの入棺ワークショップを今度はうめ家石材店で開催します。数年前にMIKERAさんの入棺体験をしたうめかあちゃんがとても感激して、うめ家でも開催できるように準備をすすめ実現に至ったものです。
MIKERAさん自身がとてもビタミンカラーの雰囲気の元気な方!「死」や「人生の終わり」はとかくしんみり語られることが多いですが、このワークショップでは「いつか誰にも訪れるもの!自分らしくその日を迎えよう」みたいな感じで元気に明るく自分に思いを寄せることができます。
わたし(うめ家スタッフ)もちょっとだけ棺桶に入ってみました。特に強い希死願望があるわけではありませんが、「わたしのお葬式では誰も泣かないでほしいな」と感じました。年齢の順番に人生を終えたいというのがわたしの切なる願いなのだと改めて思った次第です。
ちょっと不思議な、明るい入棺体験。ぜひご参加くださいね。
日常から切り離されて「死」を疑似体験してみませんか?
MIKERAさんの入棺体験会
★3月14日(土)ちょっと体験したい方(所要時間約10分)
予約不要 先着受付順
→詳細はこちら https://umeya20260314.peatix.com
★3月15日(日)よりご自身と向き合いたいかた、グループワークあり(約2時間半)
予約制
→詳細はこちら https://umeya20260315.peatix.com
八柱霊園参道 うめ家石材店
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