「お墓じまい」に伴い、同じ霊園内の合葬墓へ遺骨を改葬することになりました。
管理事務所や行政への申請を終え、あとは、閉眼供養をし予約した改葬受入日に 遺骨を引き渡し お墓を解体するだけ。
その時、お施主様のご親族様から
「両親の分は、合葬墓に入れたくない!自分のお寺で供養したい!」
と申し入れがありました。
驚き、困ったのはお施主様。
「ご親族にお墓じまいとご葬墓への改葬をご相談しなかったのですか?」
「相談しました。それなのに・・・」
一度申請した、改葬申請を内容変更できるか、できないか。
結果は、
「できる」です。
(都立八柱霊園と松戸市の場合です。ほかの霊園と行政は不明)
通常の改葬申請は必要書類をそろえていただければ、代行申請できますが改葬申請のやり直しは、ご本人様による手続きです。
「お墓じまい」をすることに変わりがないのですが、「遺骨の行き先」が変わるので八柱霊園合葬埋蔵施設以外の受け入れ証明(または、お墓の権利書)などが改めて必要になります。
変更理由も問われます。
「合葬墓に入れたくない!」とご親族が思われたのは、マスコミによる報道です。
「自分の両親があんな風に扱われるのは辛い」
よほど、ショッキングな映像だったのだと思います。
どちらにしても
合葬墓へ改葬をご検討する前に、合葬墓へ改葬する遺骨、他へ納骨するお骨について、ご家族・ご親族間でご相談してください。
くれぐれも、一人で決定しないことをおすすめします。
また、相談した結果は文章に残しておいたほうが無難だと思います。