都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
先日、ご縁があって生まれて初めての「VR(バーチャルリアリティー)ゴーグル」を装着する機会を得ました。
と言ってもゲームではありません。「認知症体験」です。実際の認知症の方の監修を得て製作されたそうです。
一通り説明を受けて感染症対策をしてゴーグル操作と装着。一緒に参加した社長はスムーズに「認知症ワールド」へ、。
機械オンチの私は、サポートを受けて操作と装着してやっとこさ「認知症ワールド」へ。
3つのパターン体験をしました。
1)「こんな風に 見えている」
デイサービスの送迎などでよくあることだそうです。
車から降りるのを怖がっているのは、とても高いビルから飛び降りるように感じている、ことがあるそうです。
2)「これって認知症?」
電車でうっかり眠ってしまい、目が覚めるとここはどこ?ということはありませんか?
認知症の方は、こんな時パニックになり自分で対応できなくなってしまうことがあるそうです。
「あれ?困っているのかな?」と思ったらこんな風に声をかけて欲しいという内容でした。
3)「これって幻視?現実?自分だけが見えてるの?」
見えているものが、現実か幻視かわからない。という体験でした。本人にしかわかりません。見えているものが突然消えたり、
違うものにものにものにものに見えたりしています。
でも、周りの人にはそれが分からない、「なに言ってるの?」になってしまう。そんな時、「否定しないで、違う風に見えているんだな」と理解してもらえると助かるという内容でした。
各VRを体験した後に、感想を交換しました。
認知症の症状はとてもたくさんあるそうです。実の両親や義母の介護の経験があるので思い当たることが沢山ありました。
今回の体験をして感じたことは 認知症は「悪いこと」ではない、もしかしたら 長く生きていくのに必要なことなのではないかということです。
そういう学説もあるそうですが、行動理由や対処(声のかけ方)などが分かれば寄り添える。大変な時は本人も家族も「SOS」を発信していい。
認知症になっても、お料理が得意だったり、かつての職業を活かした活動などができる。
認知症になっても大丈夫!と思える社会づくりが大事なのではないかと思いました。
私も、今これを読んでいる皆さんも、だれでも認知症になる可能性があるのですから。
道に迷っているのかな?とか
スリッパで歩いているけど どうしたのかな?とか
「どうしましたか?」と声を掛け合えることが大事だと思いました。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
続きは 後編で。