都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
墓所は約50年前の当社施工ですが、石碑のみ平成に建立しました。
途中、プチリフォームもしています。
今回は、和型石碑の「〇〇家之墓」を「先祖代々」にしたい、というご要望をいただきました。
平成3年建立の石碑 茨城県真壁石の中目 です。
二つの方法を提示させていただきました。
➀ 額面彫り・・・石碑の正面を額縁のように、彫り込んでいく方法
メリット 石碑のサイズがかわらないので見た目の違和感がない。
デメリット 手作業が多い(彫り込む・中を磨く・彫刻する)ので、加工代が高め。
※うめ家の墓所を引越し・リフォームしたときはこちらを採用。(家名彫刻やり直し 2回目なのでサイズを小さくしたくなかった)
※お施主様の背中合わせのお墓(当社施工)が昨年、こちらを採用いただいたので実際に見ていただきました。
➁ 正面切断・・・石碑の正面を切断し研磨、再彫刻する方法
メリット ➀よりも費用がすかなくて済む
デメリット 上から見て正方形ではなくなる。下の台石に取り外した跡が目立つ。下の石碑も再研磨するとよりよい。
黒くなった水垢汚れは頑固です。
今回は➁を採用いただき、下の石碑(上台・中台・水鉢)も磨き直し、花立落とし込み加工のご依頼を賜りました。
背中合わせのお墓も今回ご依頼のお墓も名義人は 女性です。そしてお互いの親の代からお知り合いと伺っています。
姓が変わっても、お墓を引き継いでいきたい
ご先祖を大切にしたい
やがて自分も「先祖になる」
そんな気持ちに寄り添い
施工させていただきました。
工期は約1か月です。天候やスケジュールを考慮しています。
施工前の様子はこちら
{施工前)
施工後の様子はこちら
(施工後)
お墓全体が明るくなった感じです。
(施工後 石碑アップ)
約30年の経年でも再研磨してみたら、驚くほどの輝きでした。
お客様にも大変喜んでいただけまいた。
亡きお父様が建てたお墓を、早世された弟様から託され、嫁がれたお姉様が継承されました。
そして、「みんなのお墓になるように、祈りが続くように」
そんな願いがこもったお墓となりました。
再研磨することで新品のような輝きを取り戻します。
墓石を取り替えなくても「家名彫刻」を彫刻し直すことで、石碑を有効利用することができます。
石碑の再研磨のみのご相談も承ります。
浮金石の再研磨・ガラスコーティング事例はこちら
是非、ご参考・ご検討下さい。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。