都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
以前、寿陵墓(生前建墓)を施工させていただいたお客様から
ご実家のお墓じまいの手続きサポート依頼を承りました。
改葬申請手続きです。
申請書類の内容確認のために、一回の訪庁では完了しない場合があります。
松戸市以外だったので、お客様も「なれない市町村役所に車を運転して出向くのが不安」ということでした。
高齢者の自動車事故が増えていますものね。
打ち合わせをしているうちに
「お墓じまいの工事もしてもらえない?」
と ご相談され
「お墓の管理者の許可が出れば、承りますよ」とお話しました。
お寺が管理する霊園だったので、指定業者以外施工できない場合があるからです。
お客様が菩提寺にご相談いただいた結果、弊社でお墓じまいも承ることになりました。
見積もりのために墓所を確認すると
福島県産の浮金石での建立で、石碑の状態もとても良いものでした。
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浮金石は斑レイ岩で傷が出やい性質があり、傷が少ないものは大変貴重です。
「もったいないな」と思いつつも、
今後お墓を維持管理していくことが難しく
ご遺骨は婚家のお墓に粉骨して納骨することになりました。
粉骨することで容量が少なくなり(重さは一緒)
限られたスペースにより多くのご遺骨を納骨することが可能です。
ご実家の墓所を更地にしました。
お墓じまいする石碑から小さなお地蔵様を2つ作るご依頼もいただきました。
弊社のお墓の古い香立てからリボーン(生まれ変わり)したお地蔵様を参考にしました。
モデルはこちら
「改葬する遺骨のための墓誌を建てたい!」とご要望をいただきました。
追加彫刻の予定がない墓誌です。
お客様の想いをどうカタチにするか。
「そうだ!石碑から小さな墓誌をリボーン(生まれ変わり)することを提案しよう!」
そう思ったところ
依頼人のお客様がご来店しました。
「実はさぁ、相談があるんだけど 石碑から墓誌作れない?小さくていいんだけど。」
何と!テレパシーΣ(・□・;)
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婚家の墓誌と向かい合う形で据え付けました。
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小さなお地蔵様一つは遠方に住むご親族様へ、
もう一つは 婚家のお墓へ
猫ちゃんと同じ角度で、お墓参りの方をお出迎えです。
お客様のご先祖を想う気持ちが、新しいカタチになりました。
一つのお墓はお終いになりましたが
供養がなくなったわけではありません。
また、ご実家の石碑に手を加え
新しい供養のカタチに生まれ変わりました。
供養は続きます。
菩提寺様も、引っ越し先のお墓に来て下さるそうです。
ご実家の石碑をリボーンするための期間が短めだったので
施工親方、加工は坂口石材工芸さん(茨城県桜川市 うめ家のお墓のリフォームも担当)に
多大な協力をいただきました。
お墓じまいだけでなく
リボーン(石碑から生まれ変わる)も是非ご相談下さい。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。