都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
弊社はお客様に喜んでいただけるお墓づくりを心がけています。
100人のお客様がいらっしゃれば
100通りのお墓があります。
今回、遠く山口県からのお墓の引越しを承り
千葉県白井市にある公営霊園に移設しました。
その際には、引っ越し元の石材業者さんに多大なるご協力をいただきました。
無事に、完成しました。
お客様は、初め故郷の「お墓じまい」をして新たにお墓を建てるお考えでした。
ご依頼を受けたとき
「亡くなったお父様が、建てられたお墓なんですね。
もしかしたら、国産の石材かもしれません。
お父様の想いが詰まったお墓です。どんな石材で建てられたか確認してみてください。
建てた石材店さんに訊けばすぐわかりますよ」
お施主様の故郷ではこんな様子のお墓でした。
山口県黒髪島産の徳山御影石です。
実はこの徳山御影石、国会議事堂の外壁一階部分にも使われています。
東京の日本橋の基礎の部分にも使用されています。
そんな銘石を使わないのはもったいない！
山口県の野村石材店さんのご協力のもと
御魂抜き供養、解体、梱包され
貨物列車の載ってはるばる関東までやってきました。
新しい墓所に施工するにあたり、野村石材店さんからいただいた図面と実物採寸し、
納骨室の設計微調整・追加加工をいたしました。
山口県の納骨室・納骨方法と当地での施工規定や納骨方法が異なるからです。
こうして、無事にお墓が完成しました。
外柵は茨城県産の稲田石を使用しています。
なぜ、稲田石をお勧めしたかというと、それはまた別の機会にご案内いたします。
西日本と東日本の石材のコラボレーションです。
そして、お客様をご縁に山口県の野村石材店さんとの出会いでもありました。
お客様のお父様のお墓への想いが、様々なご縁につながったお墓のお引越しとなりました。
故郷のお墓は「お墓じまい」となりましたが、千葉県白井市に生まれ変わりました。
お墓も生まれ変わるのです。
墓石屋をしていてとてもよかったと感じました。ありがたく感じた仕事です。
この「お墓のお引越し」は、「実録 お墓のお引越し」のページに改めて特集する予定です。