行政の終活担当窓口のかたへお願い

都立八柱霊園前のうめ家石材店です。

都立霊園ですが、お墓を現在使用していらっしゃる方は必ずしも都民・松戸市民に限りません。

利用申し込み当初は、東京都民(古い時代は本籍地が東京都で申込)・松戸市民で利用申し込みしていても現在は他の地域にお住まいだったり、代替わり(名義変更)して他地域の居住だったりすることがあるからです。

現在、各行政地域で「終活サポート」が増えています。

どこまでの「終活サポート」でしょうか?

特に、行政から生活サポート(介護・障害・生活保護など)を受けている方の「終活サポート」の範囲はどこまででしょうか?

弊社の相談者(他県在住・障害あり)は、お墓のこと(八柱霊園利用者)を行政に相談したところ「お墓のことはほっとけ」と言われたそうです。相談したのに聴く耳を持ってもらえなかったそうです。とりあえず、お墓があることは認識してもらえたそうですが・・・。

あるお客様の事例です。
・お墓の後継者なし。
・ご自分も八柱霊園に納骨されたい希望あり。
・ご自身は介護保険利用
・収入は年金と預金取り崩し、近いうちに生活保護を想定
・持ち家の処分困難な事情有

・終活サポートシステム無しの行政区

お墓をお終いにする人は名義人本人しかいない状況でした。
生活保護を受けるようになったら、お墓をお終いにする資金がありません。
行政(社協)も終活サポートに積極的ではない状況でしたが、お客様・社協・弊社で数年かけて話し合いを重ね、生前に個別のお墓をお終いにして合祀墓へ生前予約することになりました。

書類作成のサポート、閉眼供養サポート、社協との連絡体制を整えました。
個別のお墓をお終いにした今でも「使用許可書があれば納骨できるんですよね」とか
「○○様(お客様)書類が見つからないと言っているのですが、どこにしまったとおもいます?」とか「見つかりました!」など密な(?)連絡が届きます。

他にも90才のお墓の名義人の生活が変わらなく過ごせるように、やはり社協と地域包括センターに見守りをお願いしている事例もございます。元気なうちに社協や地域包括センターとお客様がつながりを持てるようにサポートもしています。

行政の終活担当窓口の方へお願いです。
お客様が大切にしているお墓を、その人目線で話をきいて下さい。
そして「お墓があるか・ないか」だけでなく
どうしたら、その人が大切にしている「お墓」に入れるか、
お墓じまいの費用をどうやってねん出するか一緒に考えてください。
生活保護が始まる前にです。

障害をお持ちながらお墓の管理をしているお客様もいらっしゃいます。
管理できなくなる前に、一緒に認識しませんか?
障害をお持ちだと、うまく相談できずにいらっしゃいます。

何故、墓石屋が地域包括センターや社協とつながりを持とうとするのか。

それは、施設に入りながらお墓を管理していたお客様の死亡情報を得ることができなかったからです。そして、ご自身のお墓に埋葬されることもなく、縁故者でもない墓石屋はお客様のご遺骨の行方を調べることもできませんでした。施設の担当者もいつの間にかいなくなり施設はお墓の存在を知っていながらも「生きているときだけのサポート」だったのです。市役所の福祉課や市民課にも尋ねましたが遺骨の手がかりを得ることはできませんでした。霊園使用許可書は今もお預かりしたままです。墓所には使用料が一定期間以上滞納されたときに立つ立て看板が立ちました。いずれ、無縁として改葬されることでしょう。
長年お付き合いしてきたお客様をご自身のお墓に納骨することができない!そんな切ない思いはもう繰り返したくないのです。

「高齢の独居者の死」を発見するのは定期的に訪問しているヘルパーさんなどが多いです。そして地域包括センターや警察に連絡行くことでしょう。
「お墓」があっても継承者がいなければ納骨できないこともあります。継承者が無くても納骨できる状態を作ることが大切なのです。

行政の終活担当窓口のみなさん、社協や地域包括センターのみなさんへお願いです。
皆さんが担当している相談者が「お墓」を持っている場合、ご遺骨が届けば納骨できるお墓なのか、継承者がいなければ納骨できないお墓なのか確認してください。相談者もわからない場合があります。わからない場合は「墓所管理者」に確認するのがお勧めです。

もしも、相談者のお墓が「都立八柱霊園」だった場合、弊社にもご協力できることがあると思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

お墓のこと・終活のこと、 お気軽にご相談ください。

八柱霊園参道 うめ家石材店

Webでのお問い合わせはこちら

TEL:047-387-3834

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