墓石屋と大麦とお墓のエコな話


都立八柱霊園前のうめ家石材店です。

仕事や子育てで日々追われるうめかーちゃんです。

そんな、私のリフレッシュ・こころのビタミンは

東松戸農園での家庭菜園です。

小さかった子どもたちへの食育と土遊びが目的でしたが
最近は、畑ネコに癒される日々です。


いろいろ栽培しています。

「ご飯はお米、稲作田んぼ」は学校でならいます。

「パンは何から出来ている?小麦粉は小麦、どんな畑?」
「麦ご飯の麦は?麦茶は?」

日頃子どもたちが口にするものに、うまく答えられませんでした。

「じゃあ、育ててみよう」

小麦は途中、雀に食べられ撒いた倍くらいの量しか収穫できませんでした。

「小麦は雀の番が必要」ということで一年限りの栽培。
脱穀は家庭でもできます。

「六条大麦は、殻が固く被害はほとんどなく収穫」
しかし、「殻」が固く家庭では脱穀できませんでした。

のぎ(穂先のとげとげしたところ)を取り除き、煎って麦茶に。

雨が多いと病気になり、枯れたりした年もあります。

今年は天候にも恵まれ、畑友達にも助けられ
無事収穫できました。

煎る前と後の写真です。

麦栽培は、畑の土壌を改善します。
緑肥にもなりますが、収穫された麦は食用にもなります。
穂がついた茎は「ストロー」になり麦ワラとしての利用価値があります。

加工できなかった麦ワラも冬は霜除け、夏は乾燥防止や泥はね避け(病気予防)になります。

「ストロー」は芸術作品「ストロースター」(ドイツの星飾り)の材料になります。

再生循環できるのです。

昨年麦撒きをしたあと、たまたま
石屋仲間がライ麦ストローに取り組んでいることを知りました。

石材業界で女子同士、情報交換しています。
墓石屋が墓石屋を紹介してます(笑)
とても刺激になります。
「脱プラスチック」に少しづつ取り組んでいるそうです。
子育てをしながら仕事をする仲間です。
ライバルだけど仲間です。
(勝手にそう思っています)

「墓石」は再生循環しているでしょうか?

今、インターネットで墓石や施工金額が比較できる時代です。

「金額」だけで選ぶことができます

「建てるだけの墓石屋」が多くなっているように思います。

「自分たちは、お客様からみて どんな石屋だろうか?」

「お客様の求めるお墓ってどんなものだろうか?」

「お墓じまいをするお客様の気持ちに寄り添えているか?」

「選ばれる 墓石屋 だろうか?」

自分たちの心にいつも問いかけます。

「お客様にとって 望む良いお墓」と

「自分たちが提案する 良いお墓」に隔たりはないだろうか?

お墓は麦のような再生循環はできません。

石碑の一部から、お墓の形見として

「縁添珠(数珠)」を作ったり

「手元地蔵」

「プレート」「コースター」などに作り替えることはできます。

しかし、第三者に役に立つものにするには

手間と費用がかかります。

お墓じまいするのにも石材が「産業廃棄物」扱いになります。

粉砕して土木資材にするにしても、プラント運用に想像以上の費用がかかります。

白御影・黒御影・大谷石・白河石。コンクリートなど、大まかな石に別に粉砕します。しかも、段階を踏んで大きさ別にします。

石種別に作業するのは、石種によって石の堅さが異なるためです。

プラントによって粉砕された御影石の砕石はこんな感じです。

サイズは調整できるそうです。

ご購入ご利用ご希望の方はご相談下さい。

t(トン)単位です。配送の場合は運送料がかかります。

ご自身でトラックで購入ご希望の方は紹介いたしますのでお問い合わせください。

再生利用=無料(だた)では ないのです。

「お墓じまい」に想像以上の費用がかかるのにはこうした理由があるのです。

「高い墓石だったから 買取はできないか?」と 問い合わせいただくこともあります。

再生利用=無料(だた)では ないのです。

プラントに有料で持ち込んで 再生するのです。

分別作業も人力(重機使いますが)、プラント運転の燃料は重油。

燃料価格の高騰。

厳しい現場作業と高齢化。

採石場は、いつも同じ環境ではありません。

リモートワークが流行りですが

リモートワークできない仕事の一つです。

「お終いにするのにも高額なお金がかかるのなら 石の お墓なんていらない」と思われるかもしれません。

お墓には何があるのでしょうか。

「大切な人の遺骨」

「遺骨はないけれども、大切な想い」

「会ったこともないご先祖様」

人によって様々な想いがあると思います。

それは、とても 希少なものです。

同じ家族であっても、想いは人それぞれです。

唯一の想いです。

何にも代えることのできない大切な想いが お墓には宿っています。

墓石に活用できる石材は、採掘した石材の1割くらいです。

石種、使用するサイズによっては さらに少ない割合です。

残りの石材は、そのままではなかなか活用できません。

その分、利用価値の高い墓石に価値が高まると考えていいでしょう。

大切な想いを永久性の感じられる墓石に込める。

それが金額に反映されるのです。

もちろん、単純に石材価格ではなく人の手がかかり、人件費等も反映されます。

お墓の敷地が広かったり、墓石が大きければ当然、費用も掛かります。

実は、八柱霊園の敷地の広いお墓は、分割して一部返還することが可能です。

敷地広さ形状によって分割条件があるので敷地を狭くしてリフォームをお考えの方は一度管理事務所へ問い合わせるとよいと思います。

近年は八柱霊園も2㎡以下のお墓が増えていますので、ご予算に合わせたお墓づくりのご相談も承ります。

遺骨は納骨堂や合同墓でも、普段のお参りは自宅に小さな五輪塔(卓上)なんて方法もあります。

敷地が狭くなっても、近年は配筋入り施工が多くなったので平成以降の墓所返還工事は狭くても意外と金額はかかります。

職人親方曰く「壊すこと前提に建ててないから!」と嘆いています。

大麦からお墓じまいまでのつながるような繋がらないような話になってしまいました。

本日も最後まで読んでくださりありがとうございます。

お墓のこと・終活のこと、 お気軽にご相談ください。

八柱霊園参道 うめ家石材店

Webでのお問い合わせはこちら

TEL:047-387-3834

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