毎週、埋葬の相談を承ります。
長年のお付き合いのお客様からのご相談が多くあります。
その場合、遺骨となられたその人は
お客様にとって大切な方です。
お客様にとって大切な方を
お客様に代わって丁寧に納骨室に納めます。
納骨式を無事に終えられたお客様は
ほっとした反面
なんとも言い難い喪失感を感じることが
多くあります。
大切な人を失った現実と
まだ大切な人の「死」を受け入れきれない
自分に対面します。
そんな時
手を合わせる場所、語りかける場所
それがお墓ではないでしょうか?
年忌法要も
大切な人との「死」から
時間的な距離を認識するのに
適しています。
また、大切な人を 思い出す きっかけになります。
そして、自分が生きていることを
実感確かめることになるのでは、
ないでしょうか。
ご実家のお墓を継承したお客様が
おっしゃいました。
「しばらく、このまま残しておくわ。
時間がたてば 誰か見るかもしれないし。」
婚家のお墓も墓守しつつ
実家の墓守もするそうです。
お客様にお話しました。
「だって、親がいるところだもの。実家と同じよ。草むしりながら、日頃の愚痴・文句言ったって 黙ってきいてくれるでしょ?そんなところどこにもないよ。」
お客様
「そうなのよ❗お墓掃除しながら、おしゃべりして、スッキリして帰るの。だから、しばらく お墓は残しておくの。」
お客様にとって
お墓は元気のもとです。