お墓の継承・名義変更 お墓と名字が違うけど大丈夫?

都立八柱霊園前のうめ家石材店です。

「お墓じまい」のご相談をいただくと
「うちは娘しかいなくてお墓を継げないから、お墓じまいしようと思う」
とお話されることがあります。

「今お墓の名義は自分だけれども 嫁にいったので、名字・姓が違うから お墓に入れない」
そう思い込んでいる方もいらっしゃいました。

寺院墓地や地域のルール、民間霊園の規約も様々ですが
都立霊園の場合、
墓地継承者が女性であっても、元の墓地管理者と名字・姓が違っても承継することができます。

つまり、お嫁に行っても実家のお墓の承継ができるのです。

誰が承継するかによって 取り揃える書類が異なります。
詳しい条件はこちらをご参照ください。
https://www.tokyo-park.or.jp/reien/use/change_name.html

各寺院墓地や民間霊園も名義変更の書類は規約があるので必ずお確かめください。

石碑に掘られた家名を、だれが承継しても違和感ないように
「先祖代々之墓」と彫刻し直すお客様もいらっしゃいます。

事例 どちらのお墓も承継したのは女性です。
https://umeya400.com/ume-log/archives/3571

「女性だから、お嫁に行ったから 実家のお墓を承継することができない」
そう思い込んでしまう原因は何でしょうか?

江戸時代に発達した家父長制度が明治以降も残っていました。
男系嫡子が「家(家業や財産)を継ぐ」社会だった名残です。
もちろん、男性がいない場合は女性が戸主になっていました。
「跡取りだから、長男だから○○しなければいけない」
「男子がいなくて姉妹だけなら長女が跡取り」とか
「長男が親を看取るもの、親の財産を継承するもの」
いまだに、そういうかつての法律の名残や風習、慣習が残っています。
長男長女だから○○しなければならない、そんなことはありません。

現在 家父長制度はありません。
思い込みって怖いですね。

大事なのは家族で普段からきちんと話し合える関係でいることです。
甥・姪の方が承継する場合もございます。

こちらはうめ家のお墓です。
実はうめ家のお墓も名義はうめかーちゃんこと私です。

うめ家のお墓も改葬工事をした時、もともとの墓石の正面彫刻は家名でしたが
いろいろな姓のご先祖様を祀ってあるので「先祖代々之墓」としました。
子孫がどんな姓を名乗るかわかりません。ウェルカムなお墓です。
そして、会ったことのないご先祖様の存在に感謝して本小松石で五輪塔を建立しました。
モデルにしたお墓は箱根の五輪塔

家名彫刻はありません。梵字と仏様が彫っているところが気に入ってモデルにしました。

うめ家の展示場に五輪塔展示してございます。
うめ家チャンネルでもご紹介しています。
https://youtu.be/M2duTID6gLQ

今日のまとめ

  • 都立霊園では女性でも、家名(名字)が異なっても
    書類が調えば承継できる。
  • 寺院墓地や民間霊園ではそれぞれの規約を確認。
  • 家名関係なく建てられるお墓は五輪塔がお勧め。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
ちょっとでも
お墓のお悩み解決のお役に立ちましたら幸甚です。

お墓のこと・終活のこと、 お気軽にご相談ください。

八柱霊園参道 うめ家石材店

Webでのお問い合わせはこちら

TEL:047-387-3834

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