ある納骨式での出来事です。
社長が納骨していると
「そこに入ったら呪われそう❗」と
ご親族のお子さんに言われたそうです。
社長は、なんとこたえていいか、困ってしまったそうです。
墓石屋にとって納骨室に入るのも
遺骨が入った骨壺を触るのも
日常ですが、
お客様にとっては非日常なことだと思います。
墓石屋だって本当は、納骨室に入るのが怖い人もいるかもしれません。
しかし、私たちはお客様の大切な人(遺骨)を納骨するのです。
事前に納骨室の状態を確認したり、異常があればお知らせ、対処し
納骨式を清々しく暖かい気持ちで行えるように準備します。
なぜ「呪われそう❗」と思ってしまったのでしょう。
遺骨となったその人に、よく叱られたのかもしれません。
あるいは「死」を受け入れられない。
その人の元気だった姿しか知らないので
「死」も「遺骨」も遠い存在 なのに
暗い納骨室に納めて蓋を閉じるのは
まるで、自分が閉じ込められるような気持ち
になるのでしょうか。
古事記に書かれたイザナキ、イザナミに出てくる この世とあの世を隔てる「岩」や
お盆の「地獄の釜の蓋」のイメージがあるのかもしれませんね。
「お墓でふざけたら罰が当たる」とか
「お墓で遊んだら、仏様に叱られる」と言われたことがあるのかもしれません。
墓石はとても固いのでぶつかったりすればケガのもとになります。
お墓の周りでふざけたり、遊んだりすればケガなどの事故につながります。
地域によってはお施主様やご親族が納骨をすることがあります。
八柱霊園近辺では、石材店などの専門職が納骨することが多いです。
納骨室の蓋が接着してあり、御影石などの重たいものが多く、開閉には準備や道具が必要です。慣れていないと、怪我をする場合があります。
お墓は聖なる場所です。
私たちは清らかな気持ちで納骨に臨んでいます。
安心してください。「呪われた」ことはありません。
お墓は怖いところでもありません。
それぞれのご家族のパワースポットです。