こんにちは。うめ家石材店、スタッフのハラです。
(A子、と名乗っていましたが、名前を名乗らない理由がないので今回より”ハラ”で投稿します)
うめかあちゃんとわたし。同級生です。
先日(2021年5月5日)に、横須賀の大橋石材の大橋理宏さんを講師に迎えて「5月5日だ GOGOお墓参り お墓のこときいてみよう !」が開催されました。
大橋石材の大橋理宏さんと誠石材の湯浅さん
大橋さんは「おはかのみとり(R)」の主催者でもあります。最近お墓じまいに関する本を執筆されました。
あなたにとってお墓とは?からスタートする意味
セミナーは
「あなたにとってお墓とは?」
と問いかけることからスタートしました。
お墓はそれぞれの事情にあわせて高度にカスタマイズされているもので、思いもそれぞれ全く違います。
お墓のことを考えるとき、「あなたにとってお墓とは?」から考えるのは、それが一番の近道だからです。
たとえば、わたし(スタッフ・ハラ)の実家の話でいえば
わたしの実家は新興住宅地にあって父も母もそこの出身者ではなく、
さらに父と母は次男次女のため、守るべきお墓を持っていません。
祖父母のお墓はあるけどそのお墓は伯父伯母のお墓なのでそこには入らない。
母が亡くなったときにお骨を納めるお墓がなく、さてお墓を建てようかと思ったけれど、わたしの兄弟はわたしと妹だけ(すでに嫁いでいる)で、そのお墓を継いでいく人はいない。
お墓はなくてもいいかなと思ったのだけど、
父がお詣りに行く場所が必要だと思ったので、
お墓じまいつきの小さな小さなお墓を買いました。
わたしの実家にとってお墓とは、父や私達が散歩にいく場所、母と少々お話をする場所です。
先祖代々のお墓を持っている人の思いとわたしのような新興住宅地の家の思いは全く違うものだと思います。
お墓事情が変化しているのは事実
少子高齢化・生涯未婚率の上昇によって「墓じまい」が話題にのぼることも多くなった今日この頃。お墓を守っていくことが事実上難しくなるケースが増えているのです。
でもこれも、一概に語られるべきではなくてその人その人によって全く事情を加味して話をしていかないといけないですよね。
樹木葬や永代供養墓、個人墓、海洋散骨など色々な方法があるけれど、どれがその人のベストかは事情によって全く異なるものです。
「死んだら海にでも撒いてくれ」
よく聞くセリフだけど、お骨はルールにしたがって手放さないと違法行為(刑法190条ではお骨を形が残ったまま捨てることは禁止されています)。
海洋散骨にもルールがあってそのへんにテキトーに撒くなんてことはできません。
今回のセミナーでも色々なケースの紹介がありましたが、
永代供養墓・合葬墓・樹木葬など色々なカタチのお墓がでてきている。
迷ってしまうかもしれないけれど、「あなたにとってお墓とは」を考えるとおのずと答えがでてくるよ、ということだったように思います。
石屋さんに相談してみるメリット
これを言うと宣伝のようだけど、
お墓じまいを考えたときに、石材店に相談してみるのはよい案だと思います。
散骨するにしてもお墓をしまうにしても、
中立的な立場で情報を出せるからです。
都立霊園の事務所にいくと都立霊園のことならきちんと話してくれるけど民間墓地のことは話せないし
お寺だとお寺のことは話してくれるけどそれ以外のことは話さないだろうし
民間霊園だと民間霊園の事情を話してくれるだろうけど、公営の合葬墓のことは深く話すことはないでしょう、、
その点、石材店には色々な情報が集まってきます。
(お墓じまいもお墓の引っ越しも建墓も手元供養もお仕事ですので・・・)
石材店で一度話をきいて「自分にとってお墓とは」をはっきりさせると、どの業者に何を依頼するかを決めやすいと思います。
そんなわけで、小雨のちらつくゴールデンウィークの一日でしたが、
色々な立場のみなさまと「お墓のこと」について考えることができてよかったです。
次のセミナーは、「第4回:お墓の悩みなくそう会~八柱霊園申込編~」です。
詳細はこちら。御興味ある方はぜひご参加ください。