都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
来月末はいよいよ店舗解体。
それに伴い仏壇・納骨堂のお地蔵様・十一面観音様の移設のご祈祷。井戸閉めのご祈祷、解体工事の安全祈願のご祈祷をしていただきました。
歴代店主を祀ってある仏壇
工事中ご遺骨を一時預かりしている納骨堂にはお地蔵様を祀っています。
井戸です。
工務店さんがお塩・米・酒をそなえています。
増改築を重ねたため室内に井戸が取り込まれています。
井戸囲いの前はこんな感じです。
火打石で浄化しています。
仏壇の展示場内にあります。
既に移設済みですが仮店舗内の十一面観音様です。
本来御影石の台座に安置してありましたが都合上カーペットの上に安置しました。
建築前に「地鎮祭」を行うことは皆さんもよく見る光景だと思います。
地鎮祭はその土地のあらゆる命、地の神様に場所をお借りすることをお伝えする儀式だと認識しています。つまりその土地を開くのです。
今回店舗を解体するのは、一旦お返しすることであり閉じることです。
また、その作業が安全に行えることを祈願しました。
開けたら閉めるのです。
お墓やお仏壇だってお終いにするときは「閉眼供養」をします。同じことです。
井戸は最終利用日に井戸水を汲み取ります。
そして、更地になった後
新たに建てる敷地で(同じ場所ですが敷地面積が大幅に縮小します)地鎮祭をする予定です。
井戸も新たに掘るのでその時は井戸屋さんに「水神様」を呼んでいただきます。
元の井戸からくみ取った水で「水神様」を呼ぶのだそうです。
迷信と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
先人の業績に感謝し、この土地に感謝し、これからもここで石材業を営む決意です。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。