こんにちは。うめ家石材店スタッフのハラです。
だいぶお久しぶりです。
さて、先日仮店舗のうめ家で打ち合わせをしていたら、お客様がご来店されました。
小雨がちらつく冬らしい寒い日でした。
お客様:あの・・・、お墓の場所がわからないのですが
八柱霊園はとても広いこともあり、
実はこういったことを聞かれることも珍しくありません。
うめかあちゃん:お名前お伺いしてもよろしいですか?当店でお墓を建てたのでしょうか?
お墓の場所がわからなければ管理事務所へ行けば大丈夫なように思うのですが、個人情報の観点からお墓の位置はお墓の管理者(契約をしている方)ご本人か同居しているご家族でないと教えてもらうことは難しいです。
うめ家では、うめ家でお墓を建てたり法事をしたりご縁があったお客様の記録を残しています。
うめ家でお墓を建てたお客様であれば、うめ家に記録が残っています。
お客様:行きたいお墓は父のお父さんのお墓なんです。お墓の持ち主は父ではなくて父の兄弟なんです。しばらく行けてなかったのですが行きたいというので、父と兄とわたしとで八柱霊園まできたのですが、墓地番号を書いたメモをうっかり忘れてしまって・・・
どうしよう、でも他に探す方法がないし、今日はあきらめるしかないかと思ったのですが兄が「うめ家さんに行けばわかるんじゃない?」って言ったのでダメモトでうめ家さんに来ました・・・
よくぞ思い出してくださいました!!
そこでうめかあちゃんは、お客様に色々な質問をします。
うめかあちゃん:えっとお名前は・・・?どなたのお骨がはいってらっしゃいます?お住まいはお伺いできますか?
お客様:〇〇です。父の父の名前は▽▽でお骨が入っているはず。お墓を管理しているのは父の兄で名前は◆◆。住んでいたのは□□区。。
それを伺いながら顧客データベースを探るうめかあちゃん。
うめかあちゃん:ふむふむ。〇〇様。もしかして薬屋さんの・・・?
お客様:ああそうです!!父の実家は薬屋をしてまして・・・!!
更に、お墓の場所が個人情報であることを知っているお客様は
お客様:これ、わたしの身分証明書です。
お墓の場所はそう簡単に教えていただけるものではないですものね。
こちらの身分も明らかにしておかないと
と、ご自身の免許証を出してくださいました。
こちらも確かに関係者であることを確認してお墓の場所をお伝えすることができました。
お客様がお墓へ向かったあと、
顧客データベースは大事だねという話をしていたら
うめかあちゃん:わたしの脳内データベースもあるんだよ
顧客データベースだけではなくてうめかあちゃんの記憶も合わせてお客様情報を探しているとのこと。
うめ家ではお詣り用の桶をお預かりしていて、そこにはお客様の家名が入っています。
今は仮店舗なので倉庫にしまってありますが、旧店舗では天井近くにずらっと桶が並んでいたものでした。
↓旧店舗。天井付近に桶がならんでいた。
うめ家で育ったうめかあちゃんは小さいときからそれをずっと見ていて、お客様のお名前や続柄をなんとなく覚えているのだとか。
なるほどね。。
そして、
うめかあちゃん:こういうことってよくあるんだよね
お墓の場所がわからなくなってしまったお客様が
もうなんの手がかりもなくて途方に暮れてしまったとき、
「確かうめ家に寄ってからお墓にいった」
という記憶がふいによみがえってきてたずねてこられるということ、
時々あるんだそうです。
うめかあちゃんは
きっとご先祖様が「うめ家にいきなよ」ってささやいたんだよ、
と笑っていましたが、
そうかもしれませんね。
さて、今年も早いものでクリスマス、そして大晦日と新年がやってきます。
家族が集まる機会の多い季節です。
一度お墓のこと、これからのこと、お話してみるいい機会かもしれませんね。
寒い日が続きます。
お墓参りの際は暖かくしておでかけくださいね。
冬の八柱霊園とうめかあちゃん