都立八柱霊園前のうめ家石材店です。
年末から年始にかけて、家族そろってうめ家裏の離れに泊まり込みでした。
正月の支度や連続勤務の体力温存と、バイト・パートスタッフ無しを子どもたちにサポートしてもらうためです。
正真正銘家族営業体制です。
そんなあわただしい中のお楽しみは 夜の家族団らんです。
毎年人生ゲームやSwitchを子どもたちと夜中まで楽しみます。
そんな時間に今年は「死生観光トランプ」と「414(良い死)カード」を体験しました。
元旦の夜に「死生観光トランプ」。
以前参加したデスカフェでは、カードを3枚選ぶゲームでしたが
※その時のレポートはこちら
今回は「死生観光トランプでババ抜き・じじ抜き」です。
何も難しいことは考えず「ババ抜き・じじ抜き」です。
最後に残ったカードを読み上げて、感想を述べる。
ババ抜きはジョーカーが残ったのでジョーカーの説明を読み上げました。
残ったジョーカーはこちら
じじ抜きは任意のカードを抜き取るので最後まで何のカードが残るかわかりません。
1回目は
「何でお箸1本?」
「何でだろう?」
「関東地方ってあるけど、どのあたりかなぁ」
とりとめのない会話です。
2回目は
「ウォッカってあるからロシアかと思った!」
「トルクメニスタンってどこ?」
「ウォッカ飲むくらいだからロシアに近い東欧諸国じゃないかなぁ」
調べてみると、旧ソビエト連邦共和国の構成国の一つだそうです。
参考リンク
カードをシャッフルしながら
「えー!死んだら家焼いちゃうの?もったいない!」
死にまつわる事柄は世界様々で、知らないことだらけ。というか日本でもいろいろな習わしがあることをちょっとだけ体験した
元旦の夜でした。
ババ抜き・じじ抜きの難点は数字が一方向にしかないのでカードの向きを揃える必要があることくらいです。
普通にトランプとして使用できます。
JKはこの後 一人テトリスしていました。
死生観光トランプについてはこちらのページをご覧ください。
3日(月)の夜は「414(良い死)カード」を体験。
こちらのカードゲームは「特定非営利活動法人 幸ハウス」さんが中心となって作ったカードです。
詳しい経緯はこちらから、購入も可能ですよ。
令和4年1月3日(月)の夜、高校受験男子、JK(高2女子)50代母は 「414カード」をこんな風に体験しました。
➀自分の余命を知り(想像し)自分の気持ちに近いカードを選ぶ
➁カードの裏の質問に答える
➂意見交換
各人が選んだカードの質問はこちら(右から JK・母・受験男子)
JKの言葉で印象に残っているのは
「生の続きには必ず死があるんだよ。」
「死は特別なものではないんだよ。当たり前のことなんだよ。」
ちょっと驚きました。日頃私が口にしている事だったからです。
また、私の両親彼女にとっての祖父母の生と死を間近に見てきたからでしょうか。
JKと私はカード表を選んでの質問だったのですが、
高校受験男子はカードを手探りで選びました。
(寝転がりながら手を伸ばして手探り)
選んだカード
「今の時点でやり残したと思うことはなんですか?」という問いに
「勉強!」
「・・・。」母と姉JK。そして爆笑。
仏さまは彼の状況を示唆していたのかしら(笑)
ちょっとした反省点は
相手の意見感想をジャッジしないルールがあったほうが安心して話せるなと思いました。
正月3ヶ日にこんな風に子どもたちと「生」と「死」を考えるカードゲームをしてみました。
どうですか?全然おもっ苦しいことがないでしょう?
どちらのカードもそれが狙いです。
普段何でもない日常の中で「生」と「死」を気軽におしゃべりして欲しいと考えているのです。
「死」を忌み嫌うものととしてでなく「日常」として欲しい。
「もしものとき」のことを気軽に話して考えて欲しい、知って欲しいという願いが込められています。
「生」と「死」を気軽におしゃべりした後は、夜中までSwitchで家族団らんをしました。
え?旦那はどうしたって?
店で残業お墓の設計(CAD)修正して、別室で休みましたとさ。
コロナがもう少しおさまったら「死生観光トランプ」や「414カード」のワークショップもできたらいいなと思っています。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。